コロナ対策アドバイザーについて

地域活動におけるコロナ対策アドバイザーについて

新型コロナウィルス(以下コロナに略)の感染拡大に伴い、地域活動も中止に追い込まれ、活動の停滞を余儀なくされています。

 

令和2年7月より、コロナ対策における高知県中山間地域振興アドバイザー(以下、コロナ対策アドバイザーに略)として、高知県の中山間地域を中心に30ヵ所以上で、コロナ対策と地域活動の再開に向けたアドバイザー派遣業務を行ってきました。

 

この度、地域からの要望に基づき、地域イベント開催の判断基準とイベント時のチェックリストを作成しましたので公開します。

 

1.チェックリスト等作成の背景

1)地域活動停滞による地域衰退への懸念

今年度、多くの事業が中止になり、来年度もコロナの影響を受けると予想される。担い手の高齢化が進む中山間地域で2年続けて事業が中止となれば、再開が困難になる地域や再会には大きな労力が必要になってくる。中山間地域の現状を考えれば事業継続は重要な課題である。

2)開催判断と対応の見える化

地域内外から人の集まるイベントや講演会等において、開催か自粛かの判断基準がなく(国やそれに準じる県のガイドラインは大まかすぎて参考にならない)、対応に苦慮している地域が多い。新型コロナウィルス(以下コロナに略)の場合、飛沫感染のリスクが最も大きいが、飲食を伴うイベントと講演会ではリスクが大きく異なり、イベントごとのリスク比較を行い、それを第三者にも見える化することがリスクマネジメントの面からも重要である。

3)コロナウィルスの今後の見込み

ワクチンの接種が始まっても①効果の持続性②全国民への接種完了時期③変異ウィルスなど、不確定な要素が大きく令和3年度中もコロナ対策が求められる可能性が高い。

4)地域の活動の後押し

これまでのアドバイザー事業で見えてきたことは①少数の声であっても慎重論に押し切られる②開催に当たって自己判断だけでなく第三者のお墨付きがほしいの2点。開催判断と当日のチェックリストの作成によって、慎重論への説得と自信をもって開催してもらえる材料とする。

 

2.資料の使い方、アドバイザーの派遣について

1)開催判断基準

・開催の可否を判断するためのシートです。一つのイベントを例に入力済みにしています。

・〇△×方式にしています。〇いくつ以上で開催可などの基準は敢えて設けていません。

2)イベント開催チェックリスト

開催が決定して、イベント開催時にスタッフで共有するための対応リストです。

全ての項目を埋める(対策する)必要があるわけではく、地域の中でどこまで対応可能かは修正・省略していただいて結構です。

3)活用方法(アドバイス)について

アドバイザー派遣は講演40分+現地指導・イベント開催についてのアドバイスなどで2時間程度となります。高知県内の活動については、地域の活性化につながるものであれば、高知県のアドバイザー派遣事業の活用が可能な場合がありますのでご相談ください。

 

開催判断基準コロナ対策様式1.10 ver

コロナ対策講義資料 抜粋版

イベント開催時のチェックリスト