車中泊避難所の提言・訓練の5つの狙い
- 災害発生後の避難所生活での受け入れで、避難場所への緊急避難を想定したものではありません。
- 自治体など避難所を開設し車中泊を受け入れる側への提言と訓練となっています。
- 車中泊はエコノミークラス症候群のリスクが高い理由で、自粛を求めることが多いですが、意識調査でも車中泊希望は増加傾向にあります。リスクが高いからこそ自己責任で放置せず支援を行うべきと考えています。
- 事前にルールを決めて告知し、自治体も医療用着圧ストッキングの備蓄や、車中泊者を集約し支援を行うことでエコノミークラス症候群のリスクを低減することが可能です。
- 車中泊は推奨しないが、避難所の状況によっては車中泊をせざるを得ない状況も想定し、その時のために住民に事前告知し自治体も検討を進める必要があると考えます。
※南海トラフ地震のリスクが高まったときに出される「臨時情報」を想定すると、避難に時間的余裕があること、1週間程度の避難の必要性から、沿岸部の住民は自家用車で大挙して高台や山間部に避難し、避難所の収容能力を遥かに超えることが予想される。
提言書「コロナ禍での避難生活における車中泊避難支援について」
もくじ
- はじめに
- 災害対策基本法における車中泊避難者の位置づけ
- 各種避難所のメリット・デメリット
- 提言(車中泊避難者への支援)
- 車中泊避難者を支援する際の留意事項
- 参考資料
・車中泊避難についての国会答弁:平成 28 年 5 月 27 日
・内閣府に対する自治体からの提案
・災害時の避難における新型コロナ感染症対策等に関する国民の意識や行動調査 集計結果 - 様式
・避難者カード、駐車許可証
・施設と駐車場の配置例
・車中泊を希望される方々へ(表面)
・災害時に活用できる防災体操(裏面)
・車中泊希望者の受付と支援に関する業務手順 - その他
・訓練実績とそれに伴う改訂事項
・熊本地震での車中泊の様子
・団体紹介(高知防災プロジェクト・さんすい防災研究所)
提言書は以下よりご覧ください。
優良事例として紹介されました
避難生活における車中泊受入訓練が、内閣官房の国土強靭化 民間の取り組み事例集にて紹介されました。
車中泊避難所設置・運営ワークについて
車中泊避難所の設置・運営について、ゲーム形式で学べるように資料を準備しています。
ワークショップ形式での研修にも対応いたします。
研修資料の例
訓練開催例
訓練の様子の例は、以下の記事をご覧ください。